サイパン2月22日(金)
本日も大きなニュースはありませんが、どうやら米連邦上院での「連邦化法案」の審議はやや遅れそうな雰囲気です。
CNMI上院では反意を示す最終書簡を米議会に送るようですが、いよいよ大詰めといったところでしょうか。
一昨日の記事に載った労働局のカイパット副局長の発言「トランスファーは可能」は、今後、新たな騒動となっていくような気がします。
新労働法の作成者のひとりであったカイパット自身が、法の詳細をこのような形で表現したこと自体、この国の「法」と「情報開示」に対する問題を浮き彫りにしていると思います。
昨年末、外国人労働者のトランスファーについて、雇用主、雇用者を混乱させた新労働法が、今になって、「抜け道」のような条項を持ち出すことには憤りを感じせざるを得ません。しかも発言した本人がその法律の立案者というのも、尋常ではありません。
この件は今後の展開に注目していきたいと思います。
○ ビラゴメズ氏、薬剤師の契約を更新
コモンウェルス・ヘルスセンターの入院患者薬剤師の問題は、知事代行のティモシー・ビラゴメズ副知事がフィッテイェル知事によって雇用契約を却下した薬剤師を再雇用したことで収束に向かっています。
昨日のビラゴメズ氏のインタビューで、同氏は彼の机上にあったAnthony Raho氏の書類に先週署名したと述べました。
行政特別顧問のEsther Fleming氏によると、彼らはRaho氏の件を含め、特に医療専門家への給与制限の中止について議会に通達しているとのことです。
Raho氏はCHCに12年間勤め、年間所得は$75,000です。
彼の契約は昨年の9月30日に失効しており、パブリック・ヘルスのジョセフ・ケビン・ビラゴメズ局長によると、知事はこの契約に対し「パブリック法15-81によって修正された1 CMC 8248に含まれる給与制限の実施」で再契約は困難とされました。
1 CMC 8248 は政府の年間給与の上限を$50,000以下と定めています。
また同法では、主要な責務を担う専門の医療相談を含む医療医師と歯科医師、米国同様にコモンウェルスの許認可を取得したエンジニア、設計専門家などは$50,000以上の給与を受け取ることができます。
しかし、このような給与は議会統括役員と公務実務委員会への、知事による証明が必要になります。
○ 上院、連邦化に対する決議を採択
上院議会は昨日、連邦議会に、現地イミグレーションを連邦化する法案での最終決定を取り去るよう促す最終決議を採択しました。
この決議は、コモンウェルス政府、コミュニティ、ビジネス・リーダー達が米議会で保留中の法案に同調を認めることを求めることが「コモンウェルスの良好な社会と経済の墓穴を掘る」と説明しました。
上院議員はまた、政府会計オフィスにこの法案がCNMIへの社会−経済に与える影響を調査するよう求めました。
マリア・T.パンゲリナン議員だけが、上院副議長フェリックス・T.メンディオラ氏が提出したこの決議案に賛成票を投じませんでした。
この決議によると「もし、この連邦化法案が主要な投資家の懸念にむけた慎重な調査と訂正が行わなければ、コモンウェルス政府を含むコミュニティと現地ビジネスはコモンウェルスで惨事を引き起こすことになる」と表現しています。
この決議は、米連邦上院のエネルギー&自然資源員会のJeff Bingaman会長に、コモンウェルスでの効果的な連邦イミグレーション・ポリシーを定期的に見直すイミグレーション委員会を創設するよう要請しました。
○ 上院、PUCへのHinds氏の任命承諾
上院は昨日、北マリアナ・カレッジに会長Kimberlyn L. Hinds女史をPUC(Public Utilities Commission)メンバーとして任命することを承諾しました。
知事代行のTimothy P. Villagomez副知事は2月6日に、委員会のテニアン代表にHinds氏を指名しました。
Executive Appointments and Government Investigationにおける上院委員会によると、同氏はこの委員会での重責を全うする資格があるとしています。
PUCへの任命は上下院の承諾が義務付けられています。
知事は早期に、PUC委員にサイパンのEllsbeth Viola Alepuyo氏とKyle L. Calabrese氏を指名しました。それはサイパン、ロタから更なるメンバーを必要としています。
○ QCプログラムは未だ実施中で有効
現状のCNMIのQC(qualifying certificate)プログラムの修正が騒がれているにもかかわらず、立法議員はこの法が未だに稼動的、効果的であると考えています。
これは、QCが承認された事業者に「一定の利益」を認めるこの法案の通過する可能性について尋ねられたときの、マリア・T.パンゲリナン上院議員の意見でした。
この法案は下院副議長のJoseph P. Deleon Guerrero氏によって提出されました。
「このプログラムは複雑で主観的に見えるビジネス資格によって通過、稼動されているように見える」とパンゲリナン議員はバラエティのインタビューに答えました。
同氏は、いくつかの事業が、このプログラムによって提供される税優遇への資格審査が、どのように行われているのかを知りたがっていると述べました。
「彼らは、この資格があるかどうかの判断を下す申請過程を通すべきである」と彼女は言っています。
CDAによると、この提案は事業投資家に税優遇を与えることで「影の交渉」が行われることを避ける目的のものであるとしています。
○ 閉鎖したナイトクラブの労働者、転職を承認される
クラブ・ジャマの一人の外国人労働者が、労働局によってトランスファー(転職)救済措置が承認されました。
Crisanto D. Lagmay氏は、労働局が破棄したクラブ・ジャマ、Chanpac Incの労働許可によって失職した一人でした。
労働局はこの件に対する捜査を未だ完了していませんが、この「突然の解雇」は外国人労働者のミスではないという判断をしています。
労働局聴聞官Jerry Cody氏によると、この暫定期間で無効となった労働許可証を所有する外国人労働者の、トランスファー救済措置を求めることを主張しています。
○ 労働局の業務は現地人労働者を肯定
労働局Gil M. San Nicolas局長は昨日、労働局は引き続き、米国籍者と現地住民の雇用機会を優先する義務を担っていると述べました。
同局長は、労働局管理聴聞オフィスの命令を肯定する彼の決定において、現地人労働者に優位を与える重要性を強調しました。これは、ハファダイビーチホテルのフロントデスクのポジションに応募した現地人労働者が、日本語を話せないという理由で就職を拒まれたことを指しています。
サン・ニコラス局長は、言語―優先問題における管理官オフィスのルール適用と、フロント・デスク・スーパーバイサーとして現地人Jannie M. Tenorioを雇う決定を肯定しました。
同局長は、しかしながら、聴聞官の命令を差し戻し、前フロント・デスク・スーパーバイサーJackilyn T. Ruan氏を雇用主の都合の良い他のポジションに移動することを認めています。
同局長は、雇用主がRuan氏を残すために他のポジションの創設するハファダイの要請を承認しました。
「このような非常に複雑な経済状況の中、パブリック・ポリシーはハファダイの要請の承認を好んでいる」とサン・ニコラス氏は指摘しました。